制度会計について
制度会計というのは、管理会計に対する反対の意味で捉えることもできると思います。
通常、制度として要求される会計のことを制度会計というわけです。
別に辞書を引いて書いているわけではないので、正確とは言えませんが。
制度として要求ということは、端的には、法律で決められている会計があります。
税務署、建設業許可、他監督官庁などに出す決算報告書などがこれにあたります。
様式なども明確に規定されているのが通常です。
もっとも、税務署には、会社法を根拠とした上での決算報告書ということになりますが、特別に意識しているわけではありません。
制度会計は、主に企業外部に対して報告するという性格を持っています。
それに対して、管理会計は、内部の意志決定に使うケ−スが多く、内部報告会計という性格を持っていると言われています。
したがって、制度会計は、厳格さ 、正確さが重視されますし、法規範に準拠するという宿命ももっています。
管理会計は、目的会計とでも言いましょうか、その与えられた目的に合致すれば、とくに様式も決まってはいない場合が通例です。
具体例としては、制度会計は、特に意識せずに決算書という形で出されていますので特に説明は要らないと思います。
管理会計は、例えば、銀行で提出をしてくださいと言われたりする資金計画表、資金管理表なども、特に決まった様式はないと思われます。
各銀行で少し表現が変わったり、並びが変わったり、5か年が3か年だったり・・・
以上一部私見も入っていますので、ご了承ください。