部門別会計とは
部門別会計とは、企業の損益情報を各店舗や営業所毎に部門分けされた収益、費用として捉え、
その結果を部門毎に集計し、どの部門が採算が良いか、また、悪いかという情報を部門別損益計算書
として出力する一連の会計のことを言います。
採算は、売上高、固定費、変動費、限界利益、損益分岐点、労働分配率などを把握することで見ることができます。
部門別に細分化されているので、セグメント情報などとも読んだりします。
他店舗展開をしている場合はもちろん、そうでなくても、分けることで原因分析ができる場合が多いので、分けるメリット
はそれなりにあるものなのです。
部門別計算は、これを店舗展開などで、例えば存続か撤退かの判断などに使われます。
これを変動損益計算書で出力できればより判断がしやすくなりますね。
こんな資料が月次にタイムリ−に出てくるとしたら、航海でいうところの羅針盤になるというわけです。
情報が遅く、感で判断せざるを得ず、結果として、間違った又は曖昧な判断しかできなかったとしたら。
なにより安心感がない、そうです、安心できないですよね。
精神安定剤がなくとも、正確、早く、細分化された情報をいつでもリアルタイムで把握できたら、
だいぶ精神的に安定するのではと思います。
部門別損益計算とは、このような役割を持っているわけです。